つらつらげだんけ

つらつらと心に移り往く由無し事をそこはかとなく綴るブログです。雑ではないけど雑記ブログ!主にふーたの書斎を開示していきます。

【図書委員会】人間とは、かくもヘンテコないきものなり①【12月号】

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漫画で分かる行動経済学

つらつらげだんけのふーたです☆

キャッチーな絵柄と4ページという少ないページ数で1つのお話がまとまっている【ヘンテコノミクス】。

 

ジャンルは、行動経済学

一見すると

「そんなの日常では使わないよね。そもそも経済学なんて考えながら行動してないし、値引きされてるお惣菜を買って食費を浮かす日々の繰り返しです」

なんて答えそうですが

 

読んでみると案外日常で使ってるなぁ、なんて思ったりもします(値引きされてる商品を買うってのもきっと行動経済学的に何か名称あると思います。適当に言ったけど)。

そんな行動経済学を、今回は3つほど紹介!

特に、2つ目の感応度逓減性はブログの収益に関してばっちり当てはまるものなんじゃないかなーって!

では、いってみましょう!

 

 

 

アンダーマイニング効果

箇条書きあらすじ

こごと有三(ゆうぞう)の塀に落書きをする悪ガキたち

落書きに困り果てるこごと有三

そこで、ひごうり彦くんがアドバイス

次の日から、落書きしたらお小遣いを渡すように

喜んで落書きをする悪ガキたち

しかし数日後

落書きしたのに、お小遣いが貰えない

お小遣いが貰えないなら、落書きしてもなぁ...

 結局、それ以降は落書きをするのを辞めてしまった悪ガキたち

こごと有三に平穏な日々が訪れたのでした

 

感想

報酬が動機を阻害する

これを、アンダーマイニング効果と言うそうです。

 

最初は楽しく落書きをしていただけなのに、報酬(お小遣い)が割り込んできたことによって、報酬の為に落書きをするようになりました。

 

そして、突然の報酬の廃止。

 

いつの間にか報酬の為に落書きをするようになっていた悪ガキたち。

報酬がないなら落書きする意味ないやと落書きを辞めてしまいました。

 

プロ野球イチローもかつて国民栄誉賞を辞退したそうです。

しかも、2度も。

報酬によって、やる気が削がれるのを恐れたそうです。流石、一流の選手!

 

感応度逓減(ていげん)性

箇条書きあらすじ

長年使っていたドライヤーが壊れてしまったひごうり彦くん。

そこで、姪のとん子ちゃんを連れて電気屋さんにお買い物。

駅前の安川でんきは5000円。

でも、駅の反対側にあるビッグ無線は4700円。

300円安いので、わざわざ反対側まで行き、ドライヤーを購入!

浮いたお金でとん子ちゃんにアイスを買ってあげます。

 

次の日。

今度はステレオが壊れてしまいました。

昨日の安川でんきのチラシには...

195000円。

一方、ビッグ無線は...

194700円。

300円安い!

 

でも、うり彦くんは安い方では買いませんでした。

昨日の300円は何だったんだろう...

訝るとん子ちゃんでした。

 

感想

母数によって変わる価値

感応度逓減性

 

同じ300円の値引き額だとしても

母数の大きさによって価値が変わってしまうことがあります。

ある時は大切にしたり

ある時は無視したり。

これを

感応度逓減性

といいます。

 

これって、なんだかブログの収益に似てませんか?

働きながらブログを書いてる方限定なのですが

 

毎月支払われる給料は大体一緒だから

特に喜びもしないけれど(ふーたは毎月喜ぶ儀式をしていますw)

 

ブログで得た収益が例え1円とか10円とかだったとしても

すごく嬉しく思うんです。

 

それはきっと、母数が0だったから。

0から1になる大変さに価値を見出しているのかなって

ふと思いました。

 

ただ、この収益が毎月一定になってくると

やっぱり感応度逓減性により

喜ばしくなくなってくるのかな...なんて想ったり。

 

フレーミング効果

箇条書きあらすじ

押野弱ひこくんはスーパーおしのの跡取り息子。

この春からスーパーおしのでスタッフをしています。

ポテトチップスのポップを

従来の製品の90%の油分を使用!

と書く弱ひこくん。

一方、店長(弱ひこくんのお父さん)は

従来の製品より油分を10%カット!

どちらも、同じ意味を表しています。

 

また、別の売場では

ビールも今はライトな時代へ なんと97%水分

と書いた弱ひこくんに対して

アルコール分3% かなりライトな気分

このように書いた店長。

やっぱり、どちらも同じ意味です。

 

数日後...店長、倒れる!

一命を取り留めたものの、手術が必要です。

手術での死亡率は20%...

悩む家族、一方、弱ひこくんは店長に

手術の成功率は80%

と伝えます。

不安より安心が勝り、無事に手術が成功した店長でした。

 

感想

あなたは20%の確率で死にます!

と言われると

5回に1回死ぬのはやばい。つらみ。

となるけれど

あなたは80%の確率で死にません!

と言われると

なんだかいけそうな気がする!

って、なりません?

 

2つは同じ意味なのに

伝え方を変えると、つまり、枠組みを変えると価値も変わってきます。

これが、フレーミング効果。

 

伝え方は、とても大切なんですね。 

 

 

おわりに。 

いかがでしたか?

ヘンテコノミクスを3つほど紹介しましたが、お話は全部で23話あります。

次回もおすすめの話を紹介できたら名と思っていますので、また次回ヽ(^0^)ノ

行動経済学まんが ヘンテコノミクス

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