【小説】伽藍堂の殺人【4作目】
堂シリーズは7部作みたいで、伽藍堂は4作目。
エピローグが、やばい。
つらつらげだんけのふーたです☆
毎度毎度、表紙が素敵。
建物と数式。
数式は何を意味しているのかは分からないけれど、建物はきっとこの物語に関係してくるんだろうなという想像が容易にできます。
だって
眼球堂、双孔堂、五覚堂のいずれの表紙も似たような感じだったから。
読了後には「あぁ」となります。
今回の数学のテーマは「バナッハ・タルスキのパラドクス」
中身のつまった球体Kが「ひとつ」ある。この球を、適当に有限個に分割し、再び寄せ集めることによって、球体Kを「ふたつ」つくることができる。
...何それ?
要は、1つをばらばらにして組み合わせると同じものをもう1つ作れる。
直観的に矛盾してそうで、でも、論理学的に導くことができるみたいです。
ウィキペディアを覗いてみましたが、訳わからなかったので割愛。
今回の作品は、このパラドクスがテーマになっています。
気になるところ。
宮司兄妹の関係
善知鳥神と宮司兄妹の関係
十和田只人と藤衛の関係
藤衛の事件
善知鳥礼亜と沼四朗の関係
いろいろと伏線が張られていますが、残り3作でどうやって回収いていくのでしょうか。楽しみです。
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