つらつらげだんけ

つらつらと心に移り往く由無し事をそこはかとなく綴るブログです。雑ではないけど雑記ブログ!主にふーたの書斎を開示していきます。

【子育て】『イクメン』という言葉、廃れないかな。

f:id:fu-ta-tsu:20181122135805j:plain

ブログのアイコンは嫁ちゃんが描いた息子ちゃん。

超絶かわいいんです。

つらつらげだんけのふーたです☆

 

昔は『チェアマン』だったのが、今では『チェアパーソン』

昔は『スチュワーデス』だったのが、今では『キャビンアテンダント

 

男女は当たり前だけど公平だよねっていう認識が言葉を正しい方向に導いています。

 

でも、なんで

『リケジョ』とか

イクメン』とか

未だに使われているんでしょうね。

 

もやもやします。今後廃れればいいな、と思う言葉だったり。

そんな気持ちをブログに書いていこうかと思います。

 

1.イクメンの意味

イクメン』は『育児をする男性(メンズ)』という意味です。

で、wikipediaをさらっと見たのですが、【育児に積極的に関与する男性】のことだそうな。

そして、この言葉はイケメンから派生したみたい。

 

2.イクジョはいないの?

育児に積極的に関与する男性は『イクメン

 

それならば

育児に積極的に関与する女性は『イクジョ』

でも『イクジョ』ってあまり聞かないですよね。

 

同じように

理系を学ぶ女子は『リケジョ』と言いますが

理系を学ぶ男子は『リケメン』とは言いません

 

何故か?

 

それが当たり前だと思っているからです。

ここが、良くない。

 

3.異なると新しい名前が付く。

そんな訳で

 

育児をしないはずの男性が

育児をしているので

それが珍しいから

名前を付けよう!

 

となって

イクメン

という言葉が生まれたんだと思います。

 

4.『イクメン』の違和感

男性から赤ちゃんを産むのは厳しいし(将来的にできると思うけど)、母乳も出ないし(これもなんとかなるんじゃないかな...)、どうしても赤ちゃんと過ごす時間が短くなってしまうのは現実として顕在しています。

 

でも、だからと言って

育児している男性を『イクメン』ということには違和感を覚えるのです。

 

育児=女性

この考えが世の中を満たしている気がして。

もはや、言葉の違和感というより、風土の違和感というのが正しい気がします。

 

嫁ちゃんが以前、ふーたに息子ちゃんを預けて食事に行ったとき

「『息子は?』って聞かれて旦那が見てるって言ったら『イクメンじゃん!すごいね!』って言われたんだけど、何かすごいことした?」

と聞かれたことがありました。

 

ふーたは全くすごいことをしている自覚はありませんし、自分が『イクメン』だとも思っていません。

 

自分の子供を育てているだけなのに褒められる意味がよくわからないですし、

褒めるということは【本来やらなくても良いことを進んでやっている】ことに関して褒めてる訳で

つまりは褒めた人も

育児=女性

という考えを持っているんです。

 

あ、ちなみに。

嫁ちゃんは食事した相手は女性です。

 

女性自身も

育児=女性

と思っている世の中。

 

男性も

育児=女性

と思っている。

 

それが普通だから

 

育児=男性

という発想に対して『イクメン』という言葉が生まれ、褒めそやしている。

 

すごく、もやもやするんです。

イクメン』がドヤ顔で闊歩してるんです。

虎の威を借る狐みたいな感じ。

 

5.おわりに 人間は哺乳類です。

人間は脊椎動物っていうジャンルにいて

脊椎動物

魚類

両生類

爬虫類

鳥類

哺乳類

の5種類あります。

魚類が徐々に進化してきて、最終的に哺乳類になったんですね。

で、この5種類の動物の子の育て方なんですけども

 

魚類   卵を産むだけ     育てない

両生類  卵を産むだけ     育てない

爬虫類  殻のある卵を産むだけ 育てない

鳥類   殻のある卵を産む   育てる

哺乳類  胎盤で育ててから産む 育てる

 

中学校の教科書ではこんな感じに書かれています。

進化の流れ的に卵を大量に産んで育てないよりは、卵の数を減らしてでも面倒を見たほうが効率が良いという風になったんでしょうね。

 

でも。

人間だけ、おかしい世の中になってしまっています。

哺乳類(人間)  

胎盤で育ててから産む 

女性が育てる 

男性は育てないことが多い 

育てると『イクメン』と呼ばれる

 

こんな文章を入れたほうがいいんじゃないかなって。

もちろん、アイロニーです。